シラバス参照

印刷
講義名 男女共同参画社会論
科目ナンバリング S-CM2-233-1
開講責任部署 目白大学(新宿校)
講義開講時期 秋学期 講義区分 講義
基準単位数 2
代表曜日 月曜日 代表時限 3時限

担当教員
氏名
◎ 早川 雅子

授業のねらい 男女共同参画社会とは、「男女が、互いにその人権を尊重しつつ責任を分かち合い、性別にかかわりなく、その個性と能力を十分に発揮することができる社会」(男女共同参画社会基本法)をいう。男女共同参画社会基本法は1999年に制定されたが、その認知度はむろんのこと、男女共同参画社会実現にはほど遠い現状である。男女共同参画社会という考えかた、男女共同参画社会という考えかたが生まれた文化的社会的背景、その推進体制等を事例を中心に学ぶ。
学生の学習目標 「男女共同参画社会」は、ことばだけが一人歩きをしている観がある。授業では、具体的事例をあげて現実社会の現状を正確に把握し、そのうえで男女共同参画社会の本質、実現の困難さを理解する。その上で、男女共同参画社会を実現するためになにをなすべきかを考えることができるようにする。
授業内容(スケジュール) 授業は3部から構成される

第1部 男女共同参画社会の基本:「男女共同参画社会基本法」を手掛りに、基本理念を理解する
第2部 近代社会家庭家族の誕生:近代社会における家庭家族の誕生、および性別役割分業の確立、家族イメージの普及におけるマスメディアの機能について批判的考察をする
第3部 男女共同参画の現状と課題:企業・自治体の推進事例、新聞・雑誌の記事などの事例を紹介し、現状を理解するとともに、男女共同参画社会実現に向けた課題を自身の問題として捉える姿勢を養う

第1部 男女共同参画社会の基本
 第 1回 男女共同参画社会とはどんな社会か -① 基本法を読む-
 第 2回 男女共同参画社会とはどんな社会か -② 基本計画を読む-
 第 3回 男女共同参画社会基本法が生まれた社会的背景

第2部 近代家庭家族の誕生
 第 4回 近代家庭家族とは
 第 5回 性別役割分業の確立
 第 6回 高度経済成長期における近代家族
第 7回 家族イメージとマスメディア -① ホームドラマ分析-
 第 8回 家族イメージとマスメディア -② 婦人雑誌分析-
 第 9回 家族イメージとマスメディア -③ 広告分析-

第3部 事例研究
 第10回 バブル経済崩壊後の家族と政府の対策
 第11回 非正社員化の現状を考える -女性の貧困・子どもの貧困-
 第12回 事例研究 -① 男女共同参画社会に対するさまざまな評価-
 第13回 事例研究 -② 企業における男女共同参画の取り組み-
 第14回 事例研究 -③ 自治体における男女共同参画の取り組み-
 第15回 男女共同参画社会を実現するために
授業の事前準備と事後学習 事前準備(15分以上):現代社会で起こっている出来事にかかわる問題をとりあつかう。現代の動向を知るために、普段から新聞を読むことが重要である。一週間の出来事をダイジェストしておくこと。
事後学習(15分以上):授業後には、授業の内容基づいた問題提起をするので、自分なりに考えてみること。
評価の方法及び観点 ■評価の方法:学期末レポート(40%)と2回の小テスト(60%)との合計点で総合的に評価する。
授業は、3部から構成される。小テストは、授業内容が一区切り着いたところで実施する予定で、事前に連絡をする。採点は、A(20点)・B(15点)・C(5点)・D(0点)の4段階である。
■評価の観点:小テストの観点は、授業のポイントを把握しているか。学期末レポートの観点は、テーマに対して主体的に思考しているかに設定する。
備考 ■授業テーマを自分の問題として捉えて欲しい。出席して、講義を聴いているだけという態度は、成績評価に反映される。
■遅刻は厳禁である。10分以上遅刻した者は、欠席と見なし、入室を認めない。
■「公共の哲学」と併せて履修するのが望ましい。
■授業の進行状況、学生の理解度等によっては、授業内容を変更することがある。
担当者名 早川 雅子
試験・レポートの返却方法 小テストについては、翌週に回答例を提示の上、解説を行う。
学期末レポートについては、レポート課題配布時に解説資配付し、回答例を解説する。
オフィスアワー 質問・相談には、講義終了後に、教室で対応します。質問・相談の要点をメモにまとめて持参してください。その際、所属学科・学籍番号・氏名・連絡先を明記してください。
必須資料(教科書等)
授業内で指示
資料配布
参考資料
書名 著者名 出版社 ISBN
参考図書①
男女共同参画社会白書
内閣府男女共同参画局
勝美印刷
978490695551
参考図書②
男女共同参画の時代
鹿沼敬
岩波新書
978400430867
参考図書③
参考図書④
学修成果
大学・大学院科目
人間性
社会性
アクティブラーニングの導入
アクティブラーニングの導入
導入しない
実務家教員科目該当
ICTの導入
ICTの導入
導入しない
授業方法
遠隔授業